小原乃梨子追悼の気持ちも込めて
のび太感強めの作品をチョイス
映画館で見て印象が良かったというか
なんかカッコよかった記憶があるが
おっさんになって見返しても評価変わらないどころか
よりすばらしいことがわかった
最高傑作更新したんじゃねえかな
原作者亡き後に最高到達点出しちゃったよ
三部作にしてくれてもいい、これなら全部見る
異世界と繋がってのび太そっくりの王子と出会って
力を合わせて敵をやっつける
厳密にはメガネ状態ののび太そっくりであるため
天性のメガネ顔ということになる
雰囲気は過去のアメリカ大陸だけど魔女っぽいのがいるし
ファンタジー的異世界なのかな
夢幻三剣士との差別化はできてる
この入口からして宇宙開拓史では作者都合全開で強引に繋がってしまう形だったのが
タイムホールという未来の道具かませることで説得力が増す上に
とりもちまみれのジャイアンと争う冒頭のおバカな画が
後の劇場版仕様ジャイアンの勇ましさを引き立てるフリになる
テクい
胸に沁みる・熱くなる場面の連続でもう大満足なのに
一度見せたものを後で有効利用する伏線的な形も豊富で脚本のレベルが段違い
失礼ながらスタッフをガラッと変えたのかと思ってしまった
どうもそんなことはなさそう
のび太と王子の入れ替わりは
科学文明を初めて見る人の驚き・新たな出会いによる心の成長があり
王子を装うのび太の優しさと人当たりのよさも際立つ
ありがちなパッケージではあるが
ドラえもんは奇策を軸にする作品じゃなくていい
タイプの異なる二人、
主役とメインゲストの両方にしっかり存在感がある上
のび太に絞って見ても優しさだけじゃなく勇敢な一面も描いてるのが最高
これだけやっといて別れ際あっさりしてるんだよなあ
でもこれだけやったからこそ最後軽いことでバランスがとれる
もっと見てたい名残り惜しさをもったまま終われる
過去の良作を思い出しても
正しい判断だったと言える気がするわ
メインの緒方恵美はじめ
人気アニメ系の声優多めなのが異色かも
(昨今だとTVタレント入れがち)
ウィーン少年合唱団は完全に蛇足
そっくりの王族で言うと
クレヨンしんちゃんは映画第二弾のかなり早い時期にやったのよ
こっちは対照的に満を持してきたんだなー