『映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史』

映画・ドラマ

宇宙船とのび太の部屋の畳がつながって宇宙人と交流が生まれ
その宇宙開拓を搾取する悪徳企業と戦うお話
遠い宇宙はどこでもドアの射程外って解釈でいいのかな

初期だけあっていろいろ異色
チート級ゆえ後に封印されるタイムふろしき等が普通に活躍
ジャイアンがほぼいいやつじゃない
というかスネ夫・しずかちゃん共に出番少なめ
その代わり宇宙側の少年たちの描写が結構ある
今だとスポンサーが難色示しそうだけど
こういうタイプの作品もあっていい

冒険先に行ったっきりじゃなく
生活しながらちょくちょく行く形式が少数派か
これもスケール感落ちる一方日常の延長上にあるリアル感が増すので
個人的には嫌いじゃない

開拓、ってのは初期関係なく特殊かなw
なんでそこベースでいこうと思ったんだろ

敵勢力が会社のはずなのにゴリゴリに武装してるのは混乱する
共産党が独裁して軍も率いてるみたいな形か?
登場するのが支店長ポジションで
上に社長が存在する設定の意義も謎
しかしこれも子どもが見る分にはただ悪い奴らというざっくりした理解で済み
おそらく混乱は招かない

何より宇宙は地球と違うよ感を全力で出してる
重力の方向や大きさ・衛星・生態・(逆)ウラシマ効果等盛りだくさんで
科学的に正確かはともかく
“この世界では誰でもスーパーマンの強さになれる”は
子どもの夢と想像力を刺激する要素でしょう

宇宙という素材の調理において
すべての点で後のリトルスターウォーズより上です
もうやること残ってなかった、と擁護できるかもですが
ここでビッグライトスモールライトをガンガン駆使した以上
使えよとの突っ込みは免れない

運動スペースを作る道具はない、地球上にはもうない、の部分は
さすがにあるだろと思った
本作に関してはそこくらいです

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なお
上級生に奪われた空き地を取り戻せとジャイアンスネ夫が詰めてくるのが
ただでさえ身勝手(公共の場所だもの)な上に
取り戻せないのび太にきつく当たるのがクズすぎる
たぶん普段より嫌な奴w
同等のケンカみたいに言ってるしずかちゃんもちょっとひどいわ。

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