『時計じかけのオレンジ』

映画・ドラマ

古典だな
終始ムードが強い

悪者が捕まって服役中に実験的な矯正プログラムを受けるの
結果どうなるかわからない代わりに釈放を約束されて

で副産物として好きな音楽への拒否反応が出て
さらに世間のプログラム反対派と推進派の間で翻弄される感じか

雰囲気ばかりで展開が遅いし見てて気分がいい内容でもない
だるいなと思った頃に動き出すとこれが急激に面白くなる

ロボトミーみたいな外科アプローチじゃなく
条件付け・パブロフの犬系なので
イメージしやすい一方効果は弱そう…
でも年代を考慮すると見た目のインパクトも相まってグッとくる

とはいえトータルではやっぱり冗長
矯正プログラムを作品の軸に考えるなら
こんな個性的な犯人(主人公)にしない方がいいし
悪人の業が軸なら
仲間が上手いこと処罰かわして生きてるのはナンセンス
そしていずれにせよドキュメントなり社会派タッチの方が違和感ない

この退廃文学調が合うとしたら自伝・私小説の映像化ケースかな
しかしさすがに実体験じゃないでしょ

ついでに大量の謎の語彙も翻訳には相性が悪い
ベースが外国語だからどっちも外国語で差がない、ニュアンスが伝わらないんだな

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教養として見とく分にはアリ
ただし暴力まみれで確実に耐性が求められます。

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