『華麗なるギャツビー』(2013)

映画・ドラマ

ディカプリオ版を見た
最初に杜けあきの宝塚版で覚えて
といっても当時はほぼ歌の印象しかなくて
結構大人になってからストーリー把握したクチです
ついでにネタバレします

偉大なる原作で
当時の社会を映像で表現する意味合いもあるのかな
日本でいうとオールウェイズみたいな
まあこっちは庶民感覚から程遠いけど

逆にそのへんを解しない一日本人からするとストーリー以外の描写が多くて長い
ギャツビー登場まで30分かかる
二時間半相当の内容はねえなと思ってしまう

とはいえ雰囲気に浸れれば決して退屈することはない
ただ事前に大筋知った状態で見たため適切な評価ができないかも

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デイジーの旦那がナベアツに似てる気がする

さて本作の
惚れた女のために無力な男が大出世して
いざ再会したら人妻になっててそれでも諦めない形、
その偉業に対してもはや女が見合わないというか
そんなつまらない女のために…という形が
失恋ショコラティエと共通することに今回気づいた
ビッグタイトルだし意図的に取り入れた可能性もあるな

そして女のために命まで投げ出すのがクライマックスなので
はっきり「かばいにいった形」を作った方がいいんじゃないか
その点小池修一郎版が非常にわかりやすい
やらないならこっちが原作準拠なのかな

あとグレートを「華麗なる」って訳したのは訳者の主観がなかなか強い
邦題の初出は1974年の映画か?
しかし結果的にこれは嫌いじゃない
下手に「偉大な」とかつけちゃうよりよかったわ

なお常々思う話、
金持ちの家に生まれただけの人より
自力で財を築いた人の方が“偉大”だよなあ
成金だとか作法がなってないとか貶しがちだけど
どの立場で言ってんだっていう。
(なおギャツビーはカタギじゃないため除外)

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