『失恋ショコラティエ』『窮鼠はチーズの夢を見る』

マンガ 旧サイトより統合

水城せとなを知ってほしい!
この方は圧倒的に力量があり、その気になれば無難に稼げそうなのに、
中高生はついてこなくていいよ」と言わんばかりに大人の文学をかましてくれます
マンガ界の希少な財産だけに、絶対埋もれさせてしまってはいけません
マンガをなめてる大人に、背伸びしたい中高生にも水城せとなを広めたい
絵柄がかわいくて入口のハードルは低いですよ(ただ横顔はなんか違和感)

失恋ショコラティエはコミカルかつ男性視点で男性も入りやすい
主人公の爽太君はじめ各キャラがかわいい・・雰囲気で
どろどろした感情をぶつけ合うギャップ感、これぞ大人のエンターテインメント
笑えるだけじゃなく名言も多く、恋愛とは、女とはと考えさせる深さがあります

余談
爽太君が元カノで憧れのサエコさんに
ウェディングケーキ作りを頼まれて引き受けるシーンで、
JOYさんは「こんな男いねーよ」とサジを投げたそうですが、
私なんか喜んで引き受けちゃうタイプですね。こんな男います

またドラマ化もされました
水城作品は実写と相性がよさそうで、役者の人選も合ってて期待大でしたが、
いざ見てみるとなんか空気が重い・・原作のおバカ感がもう一つ表現できなかったか
しかも当時は原作未完でオリジナルの展開になったため終盤がグズグズでした

窮鼠はチーズの夢を見る、
この本はジャケ買いでなんとなくレンタルしたらホモ本だったアレです
(大学入試の空き時間用にてきとうに買ったやつもホモ本だったし、
私は何か持ってるかもしれない)

ノンケの主人公がゲイのイケメンに迫られる中で、
少しずつ未知の世界を知っていく構図です
初心者(何の)にもやさしく、濃厚な世界にじわじわ飲み込まれます

続編の俎上の鯉は二度跳ねるも必見、やり切れない気持ちになること請け合いです
ホントちくしょうやりやがったな、ですよw

脳内ポイズンベリーは現実世界と脳内会議の二元中継
同じコンセプトっぽいインサイド・ヘッドより100倍しゃれたタイトルだと思います

ちょうど婚約者がこっぴどく裏切られるシーンを読んでいた頃
プライベートでも似たようなことがあったのはヘビーな思い出です

世界で一番、俺が○○。好評連載中
ささやかな幸せ、人間関係の壊れていく悲しい気配がひしひし来ています
こういうドキドキ感もいいですね

タイトルがパッとせず人目につかなそうなのが心配です。

タイトルとURLをコピーしました