田村由美は日本の宝です。もう国がお金を出していいレベルだと思う
その魅力は男性的な豪快さと女性的な緻密さを両方持ってるところ
男性もハマる少女マンガってよく聞きますが、
代表作の『BASARA』『7SEEDS』はまさにそれ
普通のマンガはもうたくさん読んだって人ほど田村由美を読め!
7SEEDSはサバイバルもの。しかも元の世界には戻れない絶望的な状況
命も保証されない世界に突然放り込まれる生々しい緊迫感がハートを揺さぶります
ここでいかに生きのび、適応し、成長していくか
みんなまっすぐ必死で生きてるのに、すれ違う、ぶつかる、傷つく
文明がなくなってもなお人間は不器用で愛おしい
そんな熱中間違いなしの大作です。日本に生まれてこれを読まないなんて、ですよ
少女マンガでサバイバルという逆境のためちょっと注目されにくいですが、
見てさえもらえば大当たりする力があります。完結した今も伸びしろ十分です
カップリングの組み合わせが多く同人誌の伸びしろもあるはずが、
いかんせん流行ってないためなかなか見かけることがありません
特に私は花を幾分性的な目で見ているので、もし薄い本を見かけたらご一報ください
とらじはファンタジー系。いろんな動物が二足歩行しておしゃべりする世界、
というと何やら愛くるしいが、人間とねずみが争って命を取り合うシビアさもある
この独自の世界観にどっぷりつかれる、
リアルを描いても異世界を描いても田村由美は最強です
とにかくとらじがかわいい
基本私は猫がかわいいのは当たり前と思っていて、女子が「猫かわいいー」とか騒いでると
平凡でつまらんなどと思ってしまうタチですが、そんな私でもとらじはかわいい
猫の他にも動物の魅力いっぱいです
主人公のパイ・ヤンはクソまじめな、まじめさが面白いある種松岡修造みたいな人で、
彼がとらじと旅をする中で猫の実態などを学び、絆を深めていきます
タイトルがちょっと覚えにくいね
ついでに短編集、members site-ZOO-
表題作のZOOは作者いわく探偵のいない探偵もの、新たな切り口のミステリーです
これはシリーズ化してほしい。