『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』

映画・ドラマ

飛行船をハイジャックしたバイオテログループとの戦い
怪盗キッドが登場しますがこの敵がいることもあって
キッド探し型でなく共闘型になります
そして犯沢さんで述べられた「キッドが来るとあんまり人が死なない法則」が発動、
ショックに弱い人に優しい劇場版コナンです

細菌が盗まれて警察がせっせと動く枠組みはもう相棒とか見てる感覚に近い
ただクローズドサークルの連続殺人事件は通常放送で分割してもいい分
アクションに比重置いた方が映画の地の利があるかも

警察と連携するだけでなく犯罪組織と戦うスーパー民間人の彼らは
もう卒業次第強制的に警察に徴兵すべきとさえ思えますが
事件の方からやってくるから好きにさせといていいかも

最初の映画では爆弾の解除で死線をくぐったコナンが
当たり前のように淡々とコードを切るシーンを見ると
その成長に感心するばかりです

両津(こち亀)とかならもうギャグと割り切ってアクションできるのに対して
コナンは幾分リアルに軸足残さないといけないため
製作陣には繊細な舵取りが要求されますね
視聴者もほどほどに突っ込みつつ泳がせる大人の態度が必要かと
(もはや日本の大事な産業ですし)

ただ意図的な伏線なのかツッコミどころなのかの判断が難しい
奇しくも感染症というタイムリーな題材で
飛沫感染するなら空気からも伝わるんじゃないかとか
なんで犯人たちわざわざそこで顔さらしてんだとか
どうしても気になる部分は出てくるw

あとキッド=新一説ってわりと当初に消化済みのテーマかと思ったけど
案外まだだったのか、結構古い映画だったのか
さらに盗んだものはすべて返却するという衝撃のカミングアウト、
元からそんな設定だったっけ?
全部が要キャッチアンドリリースの訳アリ案件なのか
人件費無駄になるし最悪警察側はほっといていいんじゃないか…

まあなんだかんだ制約が多い中各キャラに見せ場作って
ちっちゃい子から大人まで楽しませる仕上がりにするのは大仕事ですよ
それ思うと最終的には称賛するしかないんだなあ

そしてまさに社長の好きだった系統の世界観だなあと偲ぶのです。

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