ワンピース本編のキャラが出てこないタイプのスピンオフ
よく見かける、最強の強の字に他の「きょう」を当てるやつで言うと
これはまさに最狂
スピンオフ業界では犯人たちの事件簿を超えるものは当分ないと思ったけど
まさかこんなのがあったとは
実に甲乙つけがたい
シンプルにギャグが強く
(キャラがオリジナルな分羽目を外しやすい)
何より圧倒的なワンピース知識と愛がある
情報がキャラソンや関連書籍にまで及ぶため
尾田栄一郎でさえすぐに理解できないものもあると思われる
果敢に公式をいじる、
本編をよく知らなくても楽しめる、
でももちろん知ってるほど楽しめるので本編が読みたくなる
これぞスピンオフの理想形
ボケの芸が細かく密度もエグい
そこにたまの恋愛要素が入ることで感覚をリセットできる
見事なバランスです
マニアックなネタばかりでなく
ワンピースをそこそこ知ってる人のボケ、まったく知らない人のボケ等
強弱をつけられるのでキャラごとに違うふざけ方ができるのもポイント高い
ちょいちょいギャグマンガ日和っぽくなる
それも偶然というよりあえてやって見えるレベルなのは
作者増田こうすけの元アシスタントだったりするのかな?
(アシいなそうな作品だけど)
なお私もちゃんとわかるのはアラバスタまで
この層は多いらしいw
たまたま単行本一気読みした時期がそのあたりだっただけで
連載追っての途中離脱じゃないんだけども。