映画ドラえもんをひと通り見ての思いと声優引き継ぎ全般について

雑記

このへんで一回まとめとく

他人のレビューでよく
「大人はどうこう言うけど子どもが楽しんでるんだからいい」的なやつを見かけるのよ
まずそれは思考停止だと言いたい

だったらストーリーなんてないただの顔芸や
面白い動きだけ見せとけばいい
長編映画じゃなくTVサイズのエピソード複数本でいい
メッセージ性なんかなくていい
(富野由悠季も子ども用はぬるいもの作ると見抜くと言ってる)

子ども向け作品ってそれだけじゃないじゃん
ドラえもんは特にそう
学びがあったり感性を豊かにしたり
読解力や集中力を養う場でもある
そこ軽視して育つと本を読めない、映画もわからない、
ショート動画しか受け付けない大人になるんじゃないの?

しかも原作借りる以上作者に敬意を払うのは最低条件だよ
(できないならオリジナルやれ)
ドラえもんなんて子どもに寄り添うどころか
映画では毎度露骨にメッセージ打ち込んできたじゃん

これがクレヨンしんちゃんであればちゃんとしてなくていいというか
むしろちゃんとしてない方が望ましい
元々子ども用に描かれたものですらない

せっかく近くに対極のものがあるんだから
役割のすみ分け考えた方が絶対いいよなあ

さて
キャスト刷新以降の作品になかなか満足するものがなく
視聴がもはやコンプリート目的の苦行になってきてるんですが
よく目にする藤子F不二雄しか・大山のぶ代しか認めない派ではまったくなく
むしろ計画的なリニューアルは英断だったと思うんですよ
(スネ夫の一人称がボクちゃんなのは気持ち悪いけど)
イントロ弱いものの新しい歌も善戦してる

交代前の期間だって作風や声質の変化はあるし
当然人は永遠には生きられない
新作ができなくて過去作がすばらしいなら
過去作を永遠にリピートして見ればいい

長寿アニメでは声優の死亡や引退が起こりやすい
じゃあ増え続ける後任にずっとモノマネをさせ続けるのか?
そんなテセウスの船は悪夢でしょう

後手後手に回るより
変えるもの変えないものを真剣に判断して刷新してこそ
「古い作品を」「新しく作り続ける」ことに意義が生まれる

ルパン3世は早い時代の出来事で
そこまで長期化も見据えてなかったと思う
クレしんは(失礼ながら)元々の軸や世界観が弱く
アニメで矢島晶子の作った像が核になってる
このへんはまだ比較的モノマネをやる大義がある

サザエさんやちびまる子ちゃんは
もっと現実と向き合って備えてほしい
終わらせる気がないなら名探偵コナンもその枠だな
ポケモンがその域までいけるかは今後次第か。

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