小さい台風の生き物を拾ってフー子と名づける
飛び回るためにランダムで広い場所へ行ったら
洞窟に吸い込まれて風の民と出会う
非日常との接触がスムーズで
「人跡未踏の地なんてない」とさんざん言ってきたことには反するけど
そこはまあいい
フー子拾ったのがミラクルなのに
この地を見つけるミラクル重ねちゃうのはシナリオ的に美しくない
必然でつないでほしかったな
また出会いから
未知の生き物だと言った直後に
あつらえ向きの(他の用途がわからない)道具を出すのは問題だし
何よりせっかく台風という個性があるのに
即ぬいぐるみに収納してしまうのはいかがなものか
風が消えた後亡き骸が残るような形になるのも風情がなくなる
姿が2種類あると最後までキャラの印象が分散しちゃってもったいない
で
スネ夫がやたらフー子に固執するのは
もっと無邪気にやるべきだった
家来とかホント謎、レギュラーキャラなのにただの嫌な奴に見える
身体乗っ取られて悪者になるのに
先に悪者感出しちゃうのは完全な悪手
落差出せないじゃんね
あと冒頭復活させたキャラが
さらに何者か復活させようとするのは二度手間
じゃあ一人目は板付きでいいよ
(エボルからクァンリーへ導かれるみたいな話か)
そして敵が未来人なのは蛇足の極み
未接触の人類の存在がもう盛大なファンタジーなのに
フィクション臭マシマシになる
この民族と封印の魔物だけで足りてるじゃん
何が不足か
用意した世界観を信じて押し出せばよかったんだよ
無駄にゴチャゴチャするせいで
メインだったはずのフー子の活躍が終盤取って付けた感じになる
感動の導線は最大限繊細に扱ってほしかったな
そんな具合で
枝葉は結構気になるものの
なんだかんだ本筋は楽しく見られる
わかりやすい構図で
一人一人に見せ場があり
ネタや動きもコミカル
(原形残っててワンニャンほど違和感なかった)
原作者の元ネタあるやつを
ふくらませて企画成立させるやり方も有効だと思う
なおママが薄着で無駄にセクシーw