年少上がりの悪ガキが新天地で更生を目指して
でも仲良くなったヤンキーたちを守るために戦いを迫られる
こういう善良なヤンキー(orヤクザ)作品って
どれくらいリアル準拠なんだろう
劇中で悪事描かれないし
ただの仲間思いでケンカっ早いだけの奴らなんだよな
格闘技にでも打ち込めばいい
全然問題なくカタギに移行できるじゃんね
｢お前らも同じクズだろ｣ってセリフに1つも実感がわかない
不器用さゆえに社会からはみ出してしまった悲哀を見せるなら
ゴリゴリの犯罪して組織抜けられないくらいの方がまだ違和感がない
バトルマンガを架空世界でやるのは科学を超えるためだけじゃなく
まず現実社会と噛み合わないせいなんじゃないかと再認識する
あと銃は卑怯でナイフOKって基準がわからん
どっちも人殺せる&銃刀法に引っ掛かる、程度の違いしかない
というか武器OKなら全員武装するべきだよな
うっかり傷害致死で捕まる覚悟ある奴だけ持つ、みたいな話か？
そもそも品川監督ってことで見たはずが原作モノという不可解さがある
ストーリーのオリジナリティにこだわらないスタンスなのか
まあ小説の実績あって親和性の高さを期待された可能性はあるな
※品川周辺のエピソードではあるらしい
ただ理屈面で腑に落ちない点と
得るもの残るものがない点と
大人が真剣に見るような内容じゃない点を除けばシンプルに楽しめる
友情、ヒーローいっぱい、葛藤、
わかりやすく盛り上がる展開に小技も効いてる
若手俳優のいい画まとめて撮れるから商業的ニーズにも応えられる
メンツで生きてる奴らの衝突・チキンレースが多々あり
両者ブレーキ踏ませずに収めるにはどうするか
ちょっとした大喜利のようで味がある
芝居がちょいちょい浮いてるのも
こんなマンガがかったセリフじゃしょうがないよなと
敵のボスがすぐ命乞いしたのが唯一気になった
舐められたら負けの価値観の対極だし
あえてのそういうキャラにしては描写が他にない
世界を変える宣言も信念があるのか口だけなのかはっきりしなかった
そういや｢半グレ｣の時点で0.5×0.5なのに
｢半グレまがい｣まで行ったらほぼカタギだと思うｗ
さらにクリーンなヤンキーはもう善良な一般市民だわ。
