いや~ブラジルは地理的にだけじゃなく文化も遠かった
困惑に次ぐ困惑
90年代のブラジルは女性が殺されてもノーカウントだったのか?
(人斬り御免的な?)
サイコパスのシリアルキラーとそれを追うジャーナリスト目線で
実際の事件をベースに描く
警察がいちいち捜査しない宣言した直後にしっかり腰上げたのが謎
記者もデリカシー皆無だなと思って見てたら
報道で国民の関心集めて警察を動かすという意図がわかって一気に見直した
ただ結局
日常的に人々が殺されてる中なぜ主人公がこの事件に極端に肩入れしてるのか解せず
捜査本部風の自室や感情爆発がすべてフィクション臭まみれ
記者が遺体の写真撮れるのも
警察差し置いて犯人の似顔絵や写真を報道に乗せられるのも
逮捕された犯人に指名されたって理由で取り調べまがいのインタビューできるのも全部謎
一般人が警察差し置いて事件全部解決しちゃう2時間ドラマのノリで見ればいいのかな?
電話で話しただけの声を特定できると思えないし
似顔絵が新聞に載っただけで逃走モードに入る犯人も早すぎる
あと遺骨も一緒に発見されたってことは
殺害現場にわざわざ骨を持参したか
昔人殺しした場所で再度犯行に及んだかいずれにせよかなり特徴的な状況なのに
最後までそこに触れない不完全燃焼感
新しい方の遺体も妙なポーズで
狂ったアート的な意味があるのかと匂わせただけで結局何もナシ
さすがに「異文化だから」で許容できる範囲を超えてる
ただ1つだけ
有名になることを望んでる犯人について
あえて詳しく報道しないという選択をしたこと
最後の最後にかろうじて価値を創造したのでリンク貼りましょう
司法は平等になされなければならない一方
報道は柔軟に対応し得る
事実を考えナシに垂れ流すばかりが正義ではないのです。