『老人支配国家 日本の危機』

エマニュエル・トッドが個別に寄稿したものをまとめた一冊
全部日本向けに書かれたのかな
いろんな国を見てるだろうに日本への提言も的確で理性的
翻訳を介する違和感もありませんでした

左派を自認するとのことですが結論ありきで当たることはしない
まさに是々非々の姿勢

またアメリカやEUの実態を捉えるだけでなく
死亡率や家族形態という観点から解釈する独自性があり
一般的に読書に求める価値を体現したような本です

おっしゃるとおり核の傘は幻想でしょう
敵性国家側が幻想だと確信した時点で本当にそうなります。

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