選挙演説でキレた先輩の話

思い出話

いろいろクセが強かったなと高校について思い出すことは多くて
入学早々に見た真面目そうな校内誌の冒頭の、生徒会長挨拶の締めの「封印解除」の言葉に
「レリース」のルビが振ってあったときはやべーなと思った覚えがある

新会長だからあれは選挙の後だったはず
中学は年度末に済ませてて1年生の秋に最初の選挙だったけど
高校では入学直後にあったんだな

で、まずショックを受けたのが
演説で体育館に集まった全校生徒がずっとうるさいの

今なら「子どもなんてそんなもんだろ」と笑って流せるが
中学から年齢が上がって、しかも一応進学校来たのに情けないって思いと
あと先生叱ってくれよって思いね

高校生活通しても先生が声を荒げて怒る場面はなかった気がする
ときにはビシッと締めてくれていいよなあ
「自分のことは自分で正せ」という厳しさだったのかもしれないし
「ほっといても大人になればどうにかなるだろ」という緩さだったのかもしれないw

そしてそのとき怒ったのは先生ではなく会長の候補者だった
怒鳴るじゃなく厳しく叱りつける感じだったかな
それで場がシーンとなって、私は「おお、よく言った」と感心して
彼は怒っただけで演説せずに出番を終えた
(怒った後で演説はすればよかったのにね)

会長選は1対1の対決で、彼は落選したけどそこそこ票が入ってた
あれで惨敗しないんだなと意外に思った覚えがある
よく言ったと感心した人が案外いたのかもしれないし
怒られても別になんとも思わない人が多かったのかもしれないわ。

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