タイトルだけ覚えがあって
見始めてから加賀恭一郎シリーズだと気づいた
たぶん原作は1本だけ、映像では何本か見てる
連続殺人の関係者が亡き母と繋がってて
調べるうちに自分もしっかり人物相関図の中にいると気づく
長年追い求めた家族の真実に迫るという意味で重要な位置づけのエピソードです
さて
ミステリというジャンルの歴史は長く
まだ誰も書いてないトリックを思いつくのはどんどん困難になる訳で
奇想天外なトリックでなく人間ドラマ、偶然の組み合わせを軸とする系統が出てくるのも
自然な流れと言えるでしょう
社会問題と絡めれば作品に厚みが増す上に先人たちとの差別化もできます
ただ結果として
クライマックスが鮮やかな謎解きじゃなく長い身の上話になるという弊害が生まれ
この映画には如実に出ている
物語はちゃんと見応えあっても映画館で見たいと思えるか
初期の金田一少年くらいシチュエーションはディープなんだけども
阿部寛の若いシーンは違和感ない一方ミッチーの老けメイクは違和感しかなかった
もうちょっとどうにかなったんじゃないの
昇太の芝居も浮き気味
あと松嶋菜々子が劇作家かつ容疑者で古畑任三郎思い出したわ
まあそういうのは言い出したらいくらでもあるのかな。