『卒業』

素朴なタイトルの東野圭吾初期作品
茶道仲間の大学生たちに起きた悲しい物語です

やはりトリックはゴリゴリの理系なのですが
茶道や剣道の伝統要素が入ることで風情・格式が出て
すでに非常に映像化向きな印象

で主人公のキャラ立ちが強い
解説で若い作家がリアルな若者像を書いてるとか言うけど
こんなハードボイルドな大学生そうはいないだろw

そして新参者シリーズの加賀恭一郎の初登場作ってことで
20そこそこのキャラなのに脳内再生が阿部寛に…
イメージ合うしカッコいいっちゃいいんだけど
映像化もほどほどにって感じですねー

トリックからストーリーを膨らませた感が強くて
ちょっと自分でもやってみたい気持ちになります(もちろん書く方を)
システムからストーリーをって意味では剣乃も似たタイプって言えるのかな
(あの人ミステリはダメだったけど)

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