『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』『EVE burst error』

ゲーム 旧サイトより統合

アドベンチャーゲームの歴史に大きな功績を残した剣乃ゆきひろ(後に菅野ひろゆき)
後の多くのクリエイターにも影響を与えた人です
ミステリー好きで書けないくせに書きたがる節がありますが、
単に物語として見れば面白いのでそれもご愛嬌
まだまだ新しい作品を見たかったし私の活躍も見てほしかった。本当に残念でなりません

剣乃の最の特徴はゲームシステムとシナリオの融合、
それが最高潮に達したのがYU-NOです
時空を超える主人公の視点とプレイヤーの視点が1つになることで
ゲームの次元を超えた冒険が生まれるんです
まさに小説でも映画でも表現できない、ゲームという地の利をフルに生かした作品です
私はこれ見て自分もゲーム作りたいと思うようになりました(芸風は踏襲してませんが)

ちょっと冗長でADV慣れしてない人には勧めにくいですが、並行世界とか好きな方はぜひ

ちなみにこれだけ評価され愛されてるにも関わらずこれ未完成なんですよ
製作期間が足りず第2部を簡略化したようで、以降書き足すことのないまま彼は旅立った・・

というのも関係が良好でなかったのか
エルフ(会社)は実質YU-NOをなかったことにしていて、
その権利に誰も触れないまま年月だけ流れてたんですが、
近年やっと引き取ってリメイクする会社が現れて
新しいゲーム機でも遊べるようになりました。どうもありがとう!

EVEは2人の主人公の別々の物語が1つの事件に収束していく盛り上がりが見事で、
きょうびよくありますがこの手の手法をゲームに取り入れたのは剣乃が最初と言われてます
離れた場所にいる2人が協力して問題を突破する一体感がとにかく熱いです

2人とも優秀ですがとぼけてて(作者一緒だし)全体的に雰囲気はコミカル、
しかもがっつり感動もあるそうです(私はそうでもなかった)
主要キャラに渋いおっさんが3人もいるのも味。声豚歓喜

YU-NOに対してこちらは擦りに擦られ、調べてみたらリメイクだけで6回もやってる・・
他にキャラ引き継いでの続編・前日譚も続々、あげくには麻雀ソフトまで

バーストエラーのヒットした栄光にしがみつくような乱発ぶりですが、
剣乃の参加は初代だけで
その初代以外はなかなかパッとしてません(new generationはわりと評判いいかな)

なんつーかさ、極端だよね、どっちも。

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