『ビブリア古書堂の事件手帖2』

以前話題になった古書をめぐる短編連作ミステリ
読んだ内容はかなり失念してるものの2巻買うくらいだからまあ面白かったんでしょうw

実在する訳アリの本を題材に
安楽椅子探偵風で本の虫の古書店主栞子さんと本が読めない主人公の物語
上品かつ軽く読める、でも薄っぺらくない作風でターゲット層広め
ヒロインの造形があざとくてラノベ臭はありますが一般ウケできる範囲かと

その栞子さん、前作の入院状態を脱して安楽椅子はやや返上
2人でお店を切り盛りしつつちまちま関係を進展させつつ
登場人物の過去など掘り下げつつほぼ続編を前提とした作りとなってます

ただ読者にも推理のヒントを全部提示するスタイルでなく見守るだけになる分
ミステリ色は薄め
一方いい話ばっかりにしないことで作品の厚みを残せたと思います

やはり物語だけでなくそれに絡めていろんな本のエピソードを楽しめるのが魅力です
本マニアの人が元々の知識から膨らませて書いたようなイメージでしたが
あとがき見ると題材発掘からやってる部分もあるのかもしれませんね

もちろん1巻からどうぞw

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