『日本を蝕む「極論」の正体』

あらためて言うまでもなく
考え方の近い人と強くつながりニュースはピンポイントでクリック、
広告はターゲティングされた空間に生きる昨今です
意識的に多様な見方を摂取しないと世界を見誤り考えが極端になってく…

といった現象を、著者は繰り返し
「外部から監視や点検がなく、競争のない閉鎖的な空間」と指摘します
無条件に悪いとは言わないまでも自覚的に・慎重になった方がいい
といったところでしょうか

本書の要旨としてはそれがすべてで
あとはただの事例集と言える内容ですがちゃんと読む価値はあります

実際「極端な人の集団だ」「ここからは極論だ」って判断して
情報深追いしないことって多々ありますよね
取捨選択が必須の時代ですからいちいち時間かけられん

でも実はそんな中に妥当な・役に立つ話が稀に含まれてるかもしれないじゃないですか
そこをピックアップしてデータと共に検証する作業を知識人がやってくれるなら
ありがたく摂取させていただくのがいい

新しく生産するばかりでなく
ときに落ち着いて周りを見る、バランスをとることも大切です
右左両サイドに突っ込み入れつつ中道保守に落ち着くのが順当だななんてことも
ついでに再認識できますw

細かいとこ見てくと校内暴力イコール鉄拳制裁だとか
両親がいない子もいるって話はあんたも極論じゃないかと感じました
まあ誰しも完全に偏りのない見方はできないものでしょう

一方バブルの検証や夕張の実体験などは興味深く読みました
やっぱわりと好きだな古谷経衡
両サイド突き放して友だちがいない&稼げないそうですが挫けず頑張っていただきたい。

いじめ問題の解決法でも意見が合いましたよ

最短距離のいじめ撲滅方法
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