『夢をかなえるゾウ』

名前だけ聞いたことあったような本

のっぺりしたさえない主人公の前に怠けたうさんくさい神様が現れて
成功できる人間に変わるよう導いてくれるという
中学生が初めて書いた物語みたいな導入だなと思ったら
これ物語風の自己啓発本だ!
読者が主人公と一体化できるようにあえて個性抑えて一般化めざしてるんですね

個人的には今平均的な人より下の方で生きてるのでターゲット層ど真ん中じゃないけど
伸びしろ的にはむしろより本命かも

そんな訳でヘンな神様に振り回されるありがちなストーリーながら
啓発を1つずつ物語に絡めてやるスタイルが面白い
ドラマしか見てないけど村上龍の13歳のハローワークも同系統かな

この手の本にまるで関心がなかった私でも
こうやって繰り出されると楽しく読めます
コミカルなだけでなく説得力のある根拠や偉人たちのエピソード豊富で飽きない
実行に移すことの重要性を強調してる点も順当です

あとはもう踊る阿呆に見る阿呆ってやつで
シンプルなことから地道にやればいいだけ…なんですが
私に関してはわりともうやってるぞこれ

個々の課題じゃなく方向性として
無欲に、公共心や感謝の心をもって、不安定でも望むままに生きる!あと賞レース
成功する素質十分じゃないか
やる気さえ出せば化けるのかもしれませんね(知らんけど)

しかし夢がないし他人のやりたがらない重要なことやるとなると
やっぱり政治方面にいくしかないのか…
本文に自分の夢とみんなの夢を結びつけるみたいな話あるけど
政治の場合基本は集めて配るだけだから
適切にやっても利権崩される側は抵抗するし恨むよなあ、まあやぶさかではないか

等々いろいろ考えては自分の位置を整理したのでした

もちろん個々の行動を起こしてくかどうかは保留させてください。

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