『障害者の経済学』

障害者施設や雇用の制度から現状、問題提起および解決策を経済学の観点で、
要は数字・計算に基づいてがっちり論じる、とにかく良書

一人一人の意識も重要なファクターではありますが
切り口上行政の制度設計に目が行きます
どうにかできる、どうにかすべき問題が多々ありますね

圧倒的に共感するのはやはり経済活動としての価値観で
背景にあるのは障害者も健常者と同等に見積もること
つまり障害者も健常者も人それぞれ、できることできないことがある
そのできることを生かしてバリバリ働いてもらった方が本人にも社会にもプラスだから
ベストな環境整備の方法を考えようって話

理論を重視するあまり文脈を見失うというか、たまに流れが読みづらい節もありますが
制度の理解だけでなく海外の事例紹介もあって
ずっと手元に置いときたい一冊です

この雇用については前々から提案したかったことがあるのでまた近いうちに。

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