俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第190回のお題は突然の雨、夢中で車に走ったね
雨宿りせず濡れ翔ける孕鹿
四春
句に添えられたコメントが内容と合わないため聞いてみたら鹿ではなく
ただの太った人(妊婦ですらない)らしい
まさかの展開
修正指令
“比喩ってわからないしそもそも季語を比喩にするのは悪手
濡れて走ってるなら「雨宿りせず」は言うまでもない
実際見た光景なら他に拾える材料探してもいいけど、
現状総替えでいいかなと思えるくらい内容が弱い”
否定文は基本何も言ってないのと同じなのよ
しかも雨宿りでも言ったぞと思って確認したら1年前だった
それはまあ大目に見ましょう
指示どおり総替えの第二稿
破れ傘春雷どもが夢の跡
芭蕉に土下座案件だろ…
まず季重なりね
破れ傘が植物じゃなくただの傘なら春雷の方でいいかな(過ぎた後だけど)
でも「ども」が不自然だし(擬人法なのか?)
たかが前日の雷に「夢の跡」なんて言われても1ミリも響かんです
春雷の翌朝道に折れた傘
もう雷というより台風の句だよねこれ
投げ出さなかった自分を褒めたい。