俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第247回のお題は月
月青し我が影越せぬかへりみち
四春
雰囲気はあるんだけど具体性がなくてよく見えない
内容的に子どもの頃の話かなあ、くらいか
修正指令
“「帰り道」はざっくりしてて情報少ないから変える
「青し」も明確な意図がないなら不要(実際青くはないし)”
銭湯の後とのことで
それが足された第二稿
満月や我が影越せぬ風呂帰り
具体性が出てちょっと血が通ったかな
あとはどういうニュアンスを込めたいか
というのも事実を切り取っただけの句としては弱い
影を追い越せないことに少年の悩みや窮屈さを込めるなら満月の明るさは合わない
ここは満月を残して好奇心や溢れる元気といった方向に寄せてみる
満月や風呂帰り我が影追いて
越せないのは自明なので「追う」で足りますね
大きな問題もナシってことで凡人査定です。