勝手にプレバトvol.143

勝手にプレバト

俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第143回のお題は雨宿り

 春時雨雨宿りせず駆ける駆ける
                 四春

夏井先生の言うところの経済効率の悪い句ですね、無駄が多い
修正指令は

“雨宿りせずは冗長
「濡れて」で十分”

です
雨宿りなら雨は降ってる前提だし
駆けてるなら雨宿りしてないのは当然
傘持って走るケースもあるから濡れ情報だけ足せばいいかと

基本、字数の少ない俳句に“無いもの”を言う余裕はないので
特別な状況などでない限り悪手です
(国語の文章問題でも「~ではない」情報の優先度は低いと習った思い出)

第二稿

 春時雨濡るれど駆ける締切日

ちょっとよくなりました
文法的にはたぶん合ってるけど濡るれどの語感はなんかイヤかもw
という偏見はともかく、「~ど」の逆説ニュアンスもまた不要で
雨に濡れて駆ければ自然と含まれてきます

 春時雨濡れ締切日駆ける

締切で終わると説明的ですしまたがって駆けましょう
今回は最小限の手入れで結構よくなった手応えがあるな(自画自賛)

一稿凡人マイナスから二稿凡人にアップ、内容もまずまず
きょうびほぼ電子データ化してて原稿持って走る人は稀でしょうが。

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