びっくりするくらい頭の悪い本
別に主張のことを言ってる訳じゃないよ
腑に落ちない主張の裏付けを知ることで新たな理解を得る試みでしたが
これは見事に逆効果
やっぱりどうかしてる人の発想だな、となってしまいます
どちらかというと故意にやってる悪質な情弱ビジネスの印象ながら
文章レベル見ると本気で言ってるように見えますね…
問題はシンプルで
都合のいいデータのキリトリの見本市なんです
個々の記述すべて誤りとは言わないが
根拠の導き方が無法地帯、因果と相関が区別できない
もうMMRもびっくりです
金持ちからいっぱい取れってのは暴論のようで
お金はお金を産むものですから一定の合理性はあります
たとえば1億円分の株式を持ってるだけで
毎年240万円ほど自動的に利益が出る
(最低保有株数かけるのが謎だが数値はこんなとこか)
そういう意味では累進課税を前提とした上で
平等感のある税率・無駄の少ない徴収を議論すること自体は
まあ妥当なことなんですけどね
しかしいつも思うのは
「じゃあ自分たちが会社作って社員手厚く扱ってやれよ」ってやつで
雇う側の目線になったら大変さ想像できるんじゃないかと
(切れない社員は雇えないと言った竹中平蔵を非難できるだろうか?)
創業の代では小さい資金でリスク負って奮闘してきた訳でしょ
あと無税国債は初見でちょっと興味を引きましたが
あんまりネットに情報がないのは検討に値すると思われてないシロモノなのかなあ
(無利子非課税国債ってワードで少々)
使用期限のあるお金的なのを思い出しました
循環させるって方向自体は間違ってないかと
なお
十分呆れるレベルの本文の後(著者猿好きすぎw)
森永卓郎が解説のたった5ページでさらに極論に振れて
強烈なインパクトを放ってます
バラまき推進派の人たちがこういう思想の下に一定数いるなら
いっそ社会主義の自治区を作ってあげてもいいかもですねー
くわばらくわばら。