『意味がわかる経済学』

ほぼ教科書
まあ最小限デコレーションされててちゃんと読みやすいので
意欲がある人には有用でしょう

著者の信条は福祉国家寄りなんだろうなとちらほら垣間見えますが
中立的な表現を努めてるのが伝わってきます
反自由主義でもプライマリーバランスに配慮するのはまだ良心的か

また経済と歴史の関わりの深さを再認識、
日本の再分配効果の低さは意外です

結果に差が出ても機会は平等に、とか
つまずいても再起できるようにって前提はたぶん皆共有できるんですよね
ただその厚みをどうするかについては争われてきたし
なかなか決着することはないんだろうなあ。

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