西部邁の対談番組を本に起こしたものとのことですが
編集を頑張ったのか完全に一人語りの表現になってます
個々に妥当な発言はあるものの
通して見るとインテリによる言葉遊びの域を出ない印象
「それを現実にどう落とし込むの?」と
こうやって根本的な理念を詰めた上で
間に翻訳・転換できる人が入れば意義が出てくるだろうか…
世の中「完全な白じゃないから完全に黒」って話はそうないじゃん
著者もそう言ってるはずなのにちょいちょい極論になる
あと何事にも因果があるってのはもう信仰の領域で
人類への罰として天災が起こるのだとしたら
じゃあ人類が清く正しければ天災は起きないのか?
それは検証困難だし検証する気もないでしょ
テレビの多様性としてMXにこういう番組があっても構わない
しかしカテゴリは時事や討論でなくエッセイの部類ですよ。