『アホ腰抜けビョーキの親米保守』

小林よしのり・西部邁の対談本
イラク攻撃の際にアメリカ擁護に回った知識人とアメリカ首脳への批判を
ひたすら様々な角度で繰り出してきます

界隈では2人テロ擁護のレッテルを貼られさんざん叩かれたそうですが
どうだろ一般人レベルではそんなにアメリカ支持でもなかったような

かくいう私も全面的に批判しており

そのスタンスで見るとあんまり新たに得るものは多くない本なんですね

たとえば韓国や朝日新聞の問題点をこれ以上紹介してもらっても
「もう飽和してるから要らないです」って思いませんか
むしろ逆方向の情報のときだけくれってレベルで

さらにインテリゆえか表現が難解
「私は話し言葉の方がわかりやすいらしい」(by西部邁)とのことですが
これでも十分わかりにくいですw
こまめに立ち止まってじっくり噛み砕く必要があります
それで精一杯になって、じゃあ現実に落とし込んでどう活かすか、まで
とても頭が回りません…

ただ保守の中身が本来の意味から離れてる経緯の
アメリカでは自由を守ることが保守って話は腑に落ちました
保守って本来伝統や慣習を重んじて急激な変化を拒むスタンスなんですよね
古谷経衡も言ってたように

戦争と平和みたいに保守と左翼が対になってて
まあ言葉って意味が変わってくものですが
どうとられるかわからんものはあんまり使いたくないわ…

とまれ知的遊戯として楽しめる1冊です
知性に自信のある方、西部邁を偲びたい方には推せるかと

大晦日だけどストック出すくらい何もないわー
フジモンはドンマイ。

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