著者の感性を通して日常の風景の味わいを再認識させてくれるエッセイ集
ちょっと赤毛のアンを思い出しながら読みましたが
日本人なら枕草子と言うべき場面でしょうか
じっくり想像力を働かせながら読むべき本です
(国語の教科書なんかに載ってそう)
ビジネス書とか、効率的な情報を求めて量こなすことに疲れたとき
たまに立ち止まってリフレッシュする際にいいんじゃないかと
世界がこんな状況になってしまってなかなかそれどころじゃないですが
だからこそ感性を大切にしていきたい
あるいはそういう日々を目指して、と掲げてもいいでしょう
しっかし江國香織、ずいぶん世界のいろんなとこ行ってる(住んでる)なあ
そりゃいろいろ見聞きするものも多いよ、
金に困ったこととかないんだろうなあと思ってしまうのは心が荒んでる証拠です
ただアンは学生の身分とはいえ田舎の質素な生活の中で空想してるぞと反論してみたり。