『小野寺の弟・小野寺の姉』

西やん初小説とのことですが映像化ありきではあるんだろうな
表紙に俳優の写真使うとイメージ侵食してくるから基本やめてほしいものの
本作に関しては演者先行のあて書きかと思われます

内容はアラフォーで2人暮らししてる姉弟の
ケンカしつつ思いやってるコミカルかつしんみりな日々ってとこです
安定して楽しく読める

ただなんだろうな、
視点切り換えや小さいネタが効いてたり伏線マメに拾ったり器用に行き届いてるのが
ちょっと鼻につくやらしい感じがなくもない
優等生が教科書どおり作りました!みたいな
(たぶん見方が歪んでるだけ)

ところで
ママさんバレーでつかまえての際も西田征史の本にこの2人出てまして
向井理にアプローチを試みる片桐はいりのセリフに
「我が一族にイケメンの血を!」みたいなのがありました
思わぬ形で実現したなあw

しかしこの、作家が同じ役者繰り返し使う傾向は
仲良くなっちゃうからとか、冒険しなくて済むからとかあるんでしょうかね
見る側としてはどんどん新しいパターン攻めてくれる方が嬉しいんですが。

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