『死刑について』

著者(平野啓一郎)の意見表明
制度に賛成・反対双方のよく語られる根拠をなぞった程度で
これといった気づきを探すのは難しい
論理よりだいぶ文学調なのも伝わりにくいんだな

まあ元々講演で語った内容らしいし
本の厚みとかページごとの文字量は事前にわかるから
買って裏切られた、ってことにはならないかと

リベラルなのに死刑賛成だったというズレが結局解消されてしまった点や
死刑と関係ない政治批判をせずにいられない点は興味深く拝見しました
政治臭弱めならなんか拾えるかなと思って手に取ったんだけどね…

とはいえ私自身死刑には反対寄りの立場です
保守にもリベラルにもがっつり与せず、個々の意見があるのみです。

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