俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第227回のお題は水筒
取っ手付き無蓋水筒蝉時雨
四春
十二音まるまる使って物1つってのが意欲的で面白いかなと思ったんですが
存在する単語じゃないし
言葉の組み合わせとして見てもピンとこない
取っ手があってフタがない容器はもうビールジョッキですよ
絶対水筒として使えない…
やりとりして判明したのは開口部から直接飲むタイプであるということ
コップ部分がないだけでフタがない訳でもなかった
修正指令
“それを表現したいなら「直飲み水筒」あたりかな。取っ手は不要”
字数節約して別の情報入れましょう
さあ第二稿
水筒をコートに忘れ蝉時雨
ぶっちゃけ「直飲み」が重要じゃないなら削って正解です
というかかなり出来がいいのでは
ちゃんと意味がわかって季語の存在感もある
スポーツの後で忘れたの気づいたけど暑いな・取りに戻るのだるいなという流れ、
句の一体感があるんですね
ちょっと地味な内容ではありますが
不足はナシってことで才能アリ認定します。