俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第107回は前回お題のお箸がもう一本来ました
秋ディナー箸休めつつ三時間
四春
お題に引っ張られて残ったけどこれはもう箸いらないですね
こちらからの指令は
“三時間かければ途中箸は止まるし
箸休めって意味変わるから中七まるまるカットで
話を楽しむとかそっちを書いてもいいね”
それを受けての修正稿が
秋ディナークチ休むなく三時間
いや~確実によくなったよね、と
このやり方に手ごたえを感じる変化です
それでもどういう場なのか何食べてるのか情報が少なくて漠然とした印象で
食べてるのかしゃべってるのかも曖昧ですね
あとご覧のとおり口がカタカナだとディナーと融合してロシア語か何かに見える
三時間なら特別な場所かなと解釈すると
秋の宴口休むなく三時間
状況がちょっと具体的になります
欧米人の日常って趣旨ならむしろディナーを残して
秋ディナー会話途切れず三時間
素直におしゃべりにフォーカスしましょう
(ただし秋が薄くなりますが)
一稿が凡人マイナス、二稿が凡人ってところ
内容ややのっぺりなものの季語の秋はまあ生きてるかなと思います。