さすがに無理のある主張

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ガンダム「水星の魔女」突然の残虐シーンがBPOで議題に ネットは「今更」/デイリースポーツ online
放送倫理・番組向上機構(BPO)が11日までに、公式ホームページに、2023年1月24日に開催された第253回「青少年委員会」の議事概要の内容を掲載。TBS系アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が議題に上がったことを報告した。 報告では「...

水星の魔女のアレ
悪名高きBPOや正義ふりかざして世の中を窮屈にする輩の話、
がメインではなく

ガンダムは基本戦争するんだから死亡シーンがあるのは当たり前だ(予見できる)
でも子どもも見る17時の放送で
戦闘はツノ折るだけ、教科書のコピペみたいなツンデレかます奴の登場する
学園ほのぼのアニメの空気でずっと来たから
困惑するのがわからないではない

一方殺害状況としては仲間が殺されかけててたぶん緊急避難、
戦時でなくても罪には問われない形
洗脳状態に見えて気味が悪かっただけで行為そのものはいたって合理的です
批判できる点は「そんなにハッキリ映すなよ」くらいしかないでしょう

とはいえインパクトだけが目的の拷問シーンって訳じゃなし、
戦争創作物としてこれくらいの表現も許さない社会には反対します

しかし本題、気になったのは擁護派にちらほら見られた意見
「戦争の悲惨さを伝える目的だからこれでいい」の類です
そりゃ結果的に悲惨さが伝わることはあるでしょうが
戦闘もの全般、それを「目的」に作ってるというのは無理がある

戦争の怖さ知るためにガンダム見よう、とか
ガンダムの感想が「戦争嫌だなあ」となるのはレアケースですよ
ロボットのデザインやアクションがかっこいい
あと仲間が死んで悲しい、と言いながらそれを皆好き好んで見てるんです

戦争の悲惨さを伝える目的なのははだしのゲンや火垂るの墓の話
ガンダムではポケ戦にいくらかその傾向があるけど、あくまでレアケースです

核心
現実にあるべきじゃないものをフィクションで楽しむのは問題ないし
堂々と言っていいと思うんだよなあ

戦争はしたくない、でも戦争映画で空気に浸るのは好き
事故や事件は嫌だ、でもパニック映画で人がたくさん死ぬとドキドキする…
別によくないですか?

サスペンスが好きだからって実際人が殺されてほしいと思ってる訳ではない
というか実行さえしなければ本当は思ったって構わない
(口に出したら顰蹙を買うけれど)

フィクションが現実の犯罪を引き起こすという科学・統計的な根拠でもない限り
表現を妨げる行為に大義はありません
ただの価値観押し付けに過ぎない
フィクションすら許さない社会こそ危険であると言い続けていきますよ。

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