『「維新」する覚悟』

堺屋太一の著書で維新にはバイブル的なもの?
戦後の日本の国作りと行き詰まり、歴史上の改革を紐解いて
これから進むべき道を示してくれます

地方分権・公務員改革・官から民へ・規制緩和ってなもんで
昔も今も組織の発展に尽力する小市民が全体を損なってくのは制度の問題っていうけど
私は個人の視野が狭いだけだと思うなあ
まあダメな個人でも機能するように結局制度を改めることが必要ではあります

グローバル化、生活や人口構成の変化で
今まで上手くやってきた方法が通用しなくなってるのに
官僚はいつまで保身と縦割りやってんのかなあ

民間の一般人もそうですよ
別に保身自体は悪いことじゃないけど
国の足引っ張ってまで保身を頑張る神経はまったく理解できません
「覚悟」なんて題さなくてもこれくらい普通にやれませんかね

あとよく耳にする「増税の前にやるべきことがある」がただのお題目じゃなくて
真に迫ってることがよくわかった
せっかく集めても官僚が省益のために使っちゃうって意味なのね

しかしゆるやかに死んでく日本が自立に目覚める未来が見えないわ…
ちょっとくどかったり外的要因すっとばす違和感あったりしますが
危機感と解決策と根拠のあるまともな本です

一方自民・民主に何らかのヴィジョンはあるのか。

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