『QUEST』

舞台

大塚ドリームSHOWの舞台に行ってきました

会場が四谷三丁目で、四ツ谷から歩くルートが完全に
学校からフカツに工具とか買いに行ったルートで
個人的には芝居見るテンション爆上がり

普通の席が4,000円ほどであんまり縁のないライン
演者・価格ともまさに高級なアマチュア芝居とテレビタレント出てる芝居の間ってとこ
ワンドリンク(ソフト)つくのは価格のフォローかもですが、ちょっと邪魔w

で前説が長いの
始める前に客温める意義はわかるけど過剰ぎみ
ってか本編こんな軽快なノリならすぐ入れるから大丈夫だって
これ毎回やってる役者はご苦労様です

何より感心したのは作品の構図
後輩が作った映画を先輩の映画館で上映してもらうために披露する形で
舞台の端っこに後輩先輩がいて
客も先輩の友だちとして一緒に映画を見てる体
(映画はもちろん役者の生演技)
ディズニーとかでアトラクションのキャストが進行してるイメージね

で、おかしいポイントがあると一時停止して先輩がツッコミ入れる
これは陣内とかアンジャッシュが映像に突っ込むネタのイメージ

この構図何がすごいって
映像止める度に疑似的にオフになる、客は力抜けるから
メリハリがきく上に見てて疲れにくいんですよ

しかも一時停止中の役者が勝手に動いたり
こちら側に絡んできたり生の芝居の特性も生かせる
鉄板のパッケージな訳です
この形は相当使い回せるはず

ストーリーはいじめられっ子が異世界転生して
(異世界転生ってワードがこんな日常的に出てくる日本は異常かもしれない…)
そこで知り合った仲間たちと悪い王様をやっつける感じのがふわっとあるだけ

あとはダンスを中心に歌・笑い・お色気などなど
パフォーマー1人1人に見せ場があってもうお祭り騒ぎです
たぶんおっぱいだけで元が取れます

ただこれが良くも悪くもってやつで
演者を隅々まで光らせるために全体像がぼやけて
あれ?何の話だったっけ感はあります

構図の上手さや気の利いたギミックを見るにおそらく
あえてストーリーを抑えて引き立てに徹してるんでしょう
(号令1つをあれだけ膨らませられるとこにも力量がにじみ出てます)
※チラシ確認したらパッと見脚本演出の名がない…!普通は筆頭に来ますよ

ビュッフェ形式なら飽きにくい(疲れにくい)とはいえ
盛りすぎればしんどくなる人も出るかと
普通に話が良ければ自然と役者も立つんだけどなあ

1人でも多くライト当てることを優先するという姿勢には
シアター!(有川浩)の弟君の方針転換する前ってこういうスタイルだったのかな、と
妙に納得したりもしました

たぶんこれが劇団の方針でありコンセプトなんですよね
まあそこは好みの領域でもありますし
私のようにシナリオメインに見る人間にも存分に楽しめる
大作エンターテインメントであることは間違いありません

こうなるともうちょっと大きい小屋でやれる、やっていいと思うんですが
展望やいかに

劇場のキャパは100人くらい。ダンスは窮屈そう

そしてここから政治塾行ってジャズバー見学2件ハシゴした私の振れ幅とバイタリティを
誰か感心してくれw
そっちの件はまたおいおい。

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