『マー姉ちゃん』

映画・ドラマ

昔見た朝ドラを再び
長谷川町子の自伝的な本がベースで
サザエさんの世界観を体現したような人たちが作品誕生の背景にいたことが
よく伝わってきます

当時マンガ家の講座や学校なんてなかったとはいえ
のらくろの作者にいきなり突撃して弟子入りできたのは
マチ子の基礎能力とマー姉ちゃんの行動力の賜物なのでしょう

戦争では例に漏れず身近な人を亡くすため被害がないことはないものの
素の明るさに加え姉妹とも画力で稼げるおかげでまるで飢餓感や悲愴感がない
手に職持つって大事だなあ
貯蓄が尽きるまでお金を他人にあげまくる母親抱えながら
破綻せずやっていけたのは偉業と言える

また九州でも東京でもいつも優しい人たちに囲まれてるのは
お互い思いやり合うことでその環境を作ってきたと言えるかもしれません

ところで一般的な家庭を描いたサザエさんにおいて
ちょっと珍しいポジションと言えるマスオさん
あれってどうやらサザエさん結婚で一度終わらせた連載を再開する際
キャラ引き継ぐための措置だったようですね
腑に落ちる!

そういや
人をヒトラーにたとえるのは許されるか否かのしょーもない議論が先日ありましたが
本作では強権発動する母親を頻繁にごくカジュアルにヒトラー呼びしますw
戦中は同盟関係にあったから多少ネガティブ色薄かったんかな。

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