『自治体の“台所”事情 “財政が厳しい”ってどういうこと?』

福岡市役所の財政課長が職員向けにやってた講座が好評で
全国の自治体から依頼が来るようになった、その講座を紹介する本
覚醒したスーパー公務員…池上彰がこどもニュースやってた頃みたいな感じでしょうか
(といってもがっちり解説する趣旨ではない)

しかし結局少子高齢化なんだから収入減って支出増えるよねって話を
丁寧に紐解いただけの印象
ゲームを通じて体感する・コミュニケーションを心がけるのは無駄じゃないですが
たぶん意識が高い人はあらためて啓発するまでもないし
響かない人には何言っても響かないやつだと思うのね

まあ役人が役所業務を広い視点で見る感覚を得るための
レクリエーションとしての意義ならありそうです

実感、
財政課は出世コースの有能な人たちの部署というイメージがありつつ
確かに面倒くせえなと思うことはあったw
だって予算の時点で詰めても関係なく金は出てくんだし
不足したら流用とか無駄な手続き増えるだけだもん
無駄削るにしてももっと上流止めなきゃ意味なくね?っていう

ただ末端のヒラ職員からすると「絶対これはやるんだ、予算をいっぱい取るんだ」なんて
縄張り意識を持ってる訳じゃなく
別に止めても構わないけど苦情が押し寄せたときのフォローも頼みますよ」って気持ちかな
どんどん異動してく一般職員が個々の制度の是非にそんな自信もてないし
それが政治の役割ですよねって話でもある

ない袖は振れない、ホントこれに尽きますよ
役人も国民もしっかり噛みしめながら策を打つしかないのだ。

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