2月2日でいいじゃないかって話はもういいね
柔軟性があってコミュニケーション豊富な夫婦が行き違い改善の方策として
(旦那が)他所で恋人作ってもOK制にしてみた後の物語
個人的に自由を重んじる性質で
1対1以外の関係もアリだと思ってるので期待しつつ読み始めたんですが
どうもそこがメインじゃなかった
というのも他所の恋人の方も結婚しててそっちは一般的な(？)不倫関係で
事件の発生源になってくため
結局スタンダードな男女のゴタゴタものに寄ってしまった感はある
ルールの運用がグズグズだったためにルール自体の公正な評価ができない…
とはいえ絵柄もセリフ・考察も垢抜けててテーマ性のある良作です
楽しむだけじゃなくパートナーとの意見交換の種にできる
さらに面白いのが
この夫婦ちょっとしたズレはあっても
かなりいい関係、波長が合う、それなり常識人で金もあるんですよ
(常識人が不倫するかはともかく)
つまり幸せになる手札が十分揃ってるのに
互いを思い合って何でも話し合おうとし過ぎた結果
普通気にしないレベルのことをわざわざ問題として創造してしまったように見える
自由や連帯感や本音等は高めれば高めるほど望ましいようで
案外時と場合による、限度があるぞと示唆してるようにも取れる
てきとうは｢適当｣、いいかげんは｢良い加減｣なんですよね
たとえば日常的に生きるか死ぬかの環境だったら自殺しようとか考える余裕もないでしょ
…と言ったら極論だけども。
