『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』

映画・ドラマ

どうやら劇場版の2本立て
特別編集版での疑問に何か答えが見つかるかと期待しつつ見ましたが
これといった収穫はなし
深く考えずに見ればきれいな世界の優しい人たちの美談という点も共通でした

前半は手紙代筆業ことドールのヴァイオレットが特命を受け
良家のお嬢様のマナー講師を務めるお話
身体が弱く内向的なメガネ少女に泊まり込みでフルコミットする図は
個人的に往年のADVを彷彿
まりなとは性格が真逆なものの
元戦士だし有事の際のボディガードって意識もあったのかな

違和感あったのは制服(?)まで着て一緒に授業に参加してる点で
もっと違和感なのは会社の人選

なぜいろんなスタッフがいる中ちょっと前まで戦闘マシンだった少女を講師に?
もし美しい日本語や礼儀作法の先生がアメリカ人の若僧だったら戸惑うでしょ
まあ能力と意欲さえあればいい(差別はいかん)
元ヤンで東大合格した人ならではの指導がある、みたいなニュアンスなのかもしれない

しかしお嬢様が字を書けないのはやっぱり不自然だわ
いくら庶民出身だからってさ

後半はそのお嬢と離れ離れになった元妹分の郵便配達人見習い奮闘記
3年後が舞台で、総集編でも時間幅広いエピソードあったけど
原作は時間経過に柔軟なスタイルなんかしら

妹はちっこくて代筆甲斐がある、けども
絶対タイピングより手書きの方が気持ち届くよなあ
「書けるようになったのね」ってセリフあったし
タイプした字を見本に頑張って書いたって解釈でいいのかな

そういや車や電灯などから多少文明レベルが見えてきました
脳の信号を精密に反映する義手(しかも防水っぽい)が作れるなら
ワープロどころか音声認識のスマホがあってもおかしくないと思うw

主題歌は茅原実里で
歌い方が機械ちっくな人の物語に合ってますね(長門役も同じ理由で…?)

なお手紙と幸せを運ぶってのがコンセプトにあるようで
セリフとして繰り返し出てくると
笑点の座布団と幸せを運ぶ人をやたら思い出してしまうのは私だけじゃないはず

ヴァイオレットと聞いてラングリッサーの隠しシナリオ思い出すのは私だけでしょうが。

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