『哲学』

島田紳助松本人志の番組の一部か延長の企画か
テーマごとにそれぞれ語る構成で
芸人になった経緯にも触れるため
良質な解説と合わせてちょっとしたお笑い歴史書の様相です

個人的にテレビをあまり見なかった期間が多くてピンとこない、
松本人志がカリスマ的に神聖視されてる理由に触れられたかなと

独り言調で読み物として勢い不足な節はありますが
面白い人が普通に語るものはやはり面白いもの
20年くらい前の本で
当時における時代の変化感も垣間見えます

目を引いたのは「才能ない奴は辞めろ」的なストレートな物言いで
昨今だったら切り取ってネット記事くらいにはされるかも

才能の有無はわりと一目でわかるとのこと
でも最近の番組では「東京進出当時千鳥がこんなに売れると思わなかった」とか言ってたし
当の千鳥も「学園祭で見たつまらん学生より学生時代の自分たちの方がつまらんかった」と
お笑いの能力覚醒の不確定さを語ってましたよ

明らかにすごい・明らかにダメなのはわかる他
どちらとも言えないタイプがそれなりいるって具合なんでしょうか
まあ才能なんて見えないし後付けで自由に語れるものなので
ムキになる方がナンセンスな気はしますね

なおこの時点で紳助、やりたいこと十分達成して無気力になってます
引退生活の中で新たな生きがいは見つけられたかなあ。

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