『ゲーム理論はアート』

ざっくり言うとインテリがインテリ向けに書いたエッセイ的な本
不意に饒舌になるのが寒いが
もともと個別の寄稿文をつなぎ合わせたそうで(加筆はしたらしい)
さもありなんってやつです

凡人にはうっとうしい不親切な本でも
世にこの手の入門書は溢れてるでしょうから
差別化って意味では意義があるのかな

あとはゲーム理論自体が面白げなので
普通に解説してる箇所は興味深く読めます
(初学者に読ませるつもりがないことはないらしい)

ゲーム理論って期待値とか囚人のジレンマとか
頭脳戦系作品の元ネタが結構ありそうですね
想定する条件が極端で現実との間に隔たりを感じるのは
学校で習う古典物理みたいなもんかな
ギャップを埋めてけば実用性にたどり着けるはず

機械を発明して進歩することはもちろん偉大ですが
知恵と工夫で問題を改善できる、そんなワクワクを感じられます。

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