近所に住む3つの世帯それぞれの生活の苦難
ちょっとしたすれ違いや悪意から覗く人間らしさと不穏な空気が
湊かなえテイストかなと思いきや
3つの視点によって驚きの真相が明らかになったりすることなく終わる
つまりサスペンスじゃない、イタリア系渡鬼といったところか
だから前のめりに見入りはするものの
終わった後何も残らないんだなあ
ラブアクチュアリーみたいにハッピーじゃない
ドライブマイカーみたいに胸に沁みない
名もない人々の人生賛歌と見るにはかなり状況が特殊で
自分にも起こりそうと思いにくい
どういう目的意識で撮るんだろうなあ。