『しあわせの雨傘 』

映画・ドラマ

これぞ異文化
栄養摂った気分になれるわ

70年代フランスの傘メーカーの社長夫人(創業者の娘)が
ずっとおとなしくやってきたけどおばあちゃんになってから覚醒して
クセのあるちぐはぐな家族をまとめ
不満を抱える労働者を受け止めてく、
ポップで爽快なライト活劇…かと思って見てたらどんどん想像を裏切ってくる

男女関係がドロドロしてるし
展開も映画仕様に整えてなくて
NHK朝ドラの人生あちこち行く内容をぎゅっと圧縮したような印象

女性進出色の強さや
資本家と労働者の対立という年代感のせいでさらに朝ドラっぽい

夫婦でしっかりぶつかる一方で
(子どもの親が違ったり会社の経営権を争ったり)
仲良くするときは仲良くする、
それはそれ的な割り切り感がいい

ドロドロしてるのも
つまりムキになるほど熱心な恋愛を何歳になっても続けてる訳で
やっぱり嫌いじゃないなーと思うのです

ただ映画として
情熱的な絡み、もっとぼかしてもいいんじゃないかな
カメラが空に向かってくとかやり様はあるじゃんw

あれなかったら家族でも見やすい作品なんだけどな
生涯現役の国では子どもにいろいろ見せることに寛容だったりするのかも。

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