俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第83回のお題は春の花屋さん
木の芽和榊とおつり雨の朝
四春
ちょっと何を言ってるかわからない
作者コメントによると
｢月命日の朝、少年は母に頼まれ、坊さんのお経の準備に花屋へ榊を買いに行く
帰り道におつりも握りしめて｣とのこと
これだけの内容がほとんど中七だけに詰め込まれてるという衝撃…
(よく悠長に雨の朝言ったわ)
季語も遠いし削って全部情景描写に回したいですが
俳句だか何だかわからなくなるため歯を食いしばって残します
木の芽和榊と釣り手に子が行く
最優先情報は｢子どものおつかい｣でしょう
三段切れとか以前に意味が読み取れない点で才能ナシとしか言えませんが
描こうとする状況が具体的なのはいいと思います
限りある文字数に対して情報の優先順位を考えましょう。
