俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第246回のお題は母の背中
病みて臥すほかに臥す見ず母に冬
四春
さすがに無理がある
病気で亡くなった点も伝わらないし季語が比喩になるのもよろしくない
修正指令
“詰めすぎで日本語が不自然(臥す見ずとか)
「病気のとき以外」は字数使いすぎるから諦めよう”
散文かつ説明的だったんですね
内容を改めた第二稿
穴かがり船漕ぐ母の長き夜
いったい何事か
パッと見ちゃんとしてて雰囲気がある
じっくり見てもこれと言って問題点がない
まあ船漕ぐは3回目だし季節はズレてるし平凡な内容ではある
ただ「穴かがり」と具体的に描写することによって独自性とリアリティが出る
そして整ったリズム&季語も薄れてない
同じ人が作ったと思えないくらい良いわ
まぐれ当たりかもしれないけど
2句当たりが続いたってことでちょっと期待しましょう
文句ナシの才能アリ査定。