勝手にプレバトvol.245

勝手にプレバト

俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第245回のお題はお蕎麦屋さん

 AIが受けてお届け蕎麦屋の出前
                 四春

字余りの他に言うべきことが多いので
すぐ列挙します

修正指令
“蕎麦単体では季語にならない 何蕎麦か詳しく述べる必要がある
出前は届けるものだから届けるは不要
受注は現時点で既に無人化できてるから
核心は「機械が蕎麦をうつ」か「自動運転で届ける」になるはず
いずれにせよ「AI」は漠然としすぎ”

AIを機能させる場面にも相性がある、
何でも成立する訳じゃないぞと

予想外の展開を見せた第二稿

 へいお待ちロボがすうっと新蕎麦を

…情報量は少ないけど意味は通る、かつ雰囲気がある
川柳なら迷わず受理できる
かと言ってこういう俳句がダメということはないので
なんとか紐解いてみましょう

まず内容からして人型のロボットと考えられる
すうっと出す以上今あるような自動運転トレーではなかろう
しかもへいお待ちと来たらカウンター席で、
蕎麦うった主人自ら出してくれたのだろう

人型じゃないにしても
そのスタイルは現代科学の延長上では考えにくい気がする
しかし未来はわからない、絶対あり得ないとは言えない
そもそも現実味のなさそうなことを俳句にしてはいけないというルールはない
つまりこれはOKだ

というか「へいお待ち」と「すうっと」が状況推測に寄与してるってことは
字数を無駄にしてないってことだな

次に季語が動く問題
普段この判断には自信がない(たいていの句は動くように見える)が
機械が自動でやってくれるのが趣旨の句なら
いよいよ食べ物は何でもいいのではと思える

しかし考えてみると
未来的な機械と対比させるのは古来の伝統的な食べ物がいい
つまり蕎麦はかなり適任だw

あとは音も整ってて
季語に焦点のいく語順、
これ直すとこないな

じゃあ才能アリで、いいんじゃないかと。

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