『ピンクとグレー』

青臭いものの構成と雰囲気はよかった

既存の作品絡みの比喩と情景描写が少しわかりにくい
大きな感想は2つ

主人公にイライラする(ごめん)
でもバイト感覚で芸能やってるくせにバーターは嫌というケチなプライド、
そのせいで勝手に訣別、
してたくせに久々に一晩会っただけで理解者面…
なんなのこいつ
この展開にしたいなら主人公役者志望の方がよかったんじゃないか
で、「夢にとらわれて友だちの気遣いに気づかず繋いだ手を離してしまった」と
苦悩・後悔する方がきれい
蓮吾をまっとうする、というなら空白の数年を埋めて理解するプロセスが先にほしい
(やってるけど遅い)

もう1つはネタバレなのでこれから読む人は読まない方がいいかな

じゃネタバレ
読んでてこれ最後死ぬなーと思ったんですね
でもスタッフ大勢いる中で首吊ってもすぐ助けられちゃうしどうする?と見守ると
なんと事故死
ごっちの感情にシンクロし死への思いが極限に強くなった刹那の事故、
さすがにタイミングがよすぎる

で提案
ごっち割腹にするのよ
ラストは感情のシンクロと苦悩の贖罪から自殺を決意、
割腹自殺シーン撮る
→スタッフは血糊と思って見てる
→カットかかっても起きない異変に気づく
→瀕死→主人公「やらないなんてないから」とつぶやく
どうでしょう

そういやタイトルはどういう意味だったんだろ。

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