俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第240回のお題はサービスエリア
SAのスマイルびとと羊雲
四春
一目で問題あるのがわかるやつ
待ち合わせで友が出迎えるとのことで
だったら「笑む友」とすれば四音で済むものをなんでわざわざ長く不可解にするんだろ
修正指令
“スマイルびとだと友が出迎えてるのがわからないから書き換えよう”
内容は爽やかで
「SAで合流」と言うと車で旅に行くことが想像できて言葉の効率もいいです
まあお題の功績が大きいんだけども
要は表現を直せば良い句になりそうです
かくして第二稿
SAに笑顔で総出羊雲
何が?
なんか人がいっぱいいるらしいことしかわからないよ
笑ってるのが雲なら(擬人化)幾分マシになるか
ただ今回はそういう話じゃないので
なお「笑む」だとあんまり状況が伝わらない
「出迎える」の方が優先順位が高いですね
出迎えに笑顔のニュアンスは含まれる一方で
笑顔に出迎えのニュアンスは含まれないでしょ
SAに吾を待つ友と羊雲
そうすると視線が空に広がってきれいに仕上がります
主語がわかりにくいときは吾を使えばいいのよ
査定は才能ナシ
内容は悪くないけど表現がこれじゃ伝わらないのは気づいてほしいなー