俳句素人のオトンが作った句を俳句素人の私が勝手に添削企画
第176回のお題は宅配便
宅配の裏から魔の手春まだき
四春
まず修正指令
“全然状況がわからない
宅配を装った強盗なのか、郵便物が爆弾なのか詳細を”
これで済みじゃちょっとあんまりなので
再提出システムは意義があるなと再認識します
第二稿
オレオレの次は宅配ウラの春
どうしろと…
俳句がどうとか以前に普通にわかる言葉で伝えるのが前提よ
「オレオレ」の省略も荒っぽいし
メインを描写できてないのに周辺情報いってる場合じゃない
ってことでこれも再提出です
第三稿
オレオレ後春待てど宅配の詐欺
詐欺って言葉が入ってやっと輪郭がはっきりしたか
これだと比喩で季語が弱まる&説明的になるので、
春待つや宅配騙る詐欺多発
単品で最初にもってくると本当に季節の話(&比喩はサブ)になる
それでも意味が露骨でいわゆる“季語が近い”状態ですが
それなり俳句らしく見えるのはまさに型の力ってやつでしょうか
なお「擬人法は何かやった気になるから安易に手を出すな」と先生がよく言ってますね
ニュース(時事)も似たものがあるといつも感じます
ただのニュースでなく、ニュースを詠んだ句にする配慮を
今回は凡人マイナス
この機会に最終稿のみジャッジする形にしてみます。